単品検定の申請について

2024.03.20 エヌ・シー・エス株式会社のホームページへ

目次

単品検定とは

少数台(1~)のみ製造する機器の場合は、量産品とは別に、単品の検定として型式検定を受けることができます。
※法令上の枠組みとしては型式検定となるので、このような表現をしています。

量産品の場合と単品の場合の違いについては、このページの後の方で表にまとめてありますのでご参照ください。

申請に関する大まかな流れ

  1. 申請書類のご提出
  2. 受付可否の判断
  3. 請求書発行
  4. 書面審査 【指摘事項 ⇒ 修正⇒確認】
  5. 試験サンプル提出 ※1
  6. 試験 ※1
  7. 適合判定
  8. 合格証ドラフト 【送付 ⇒ 確認 ⇒ 修正⇒確認】
  9. 合格証 【発行 ⇒ 送付】
  10. 試験サンプルの返却 ※1

※1: 立会方式の場合は現地にて

※2: 現品に対して行うことができない破壊試験や複数の試験サンプルを必要とする試験等では、現品とは別に試験サンプルに対して試験を行う場合があります。

型式検定と単品検定の違いは?

項目 型式検定 単品検定
申請者 輸入者、又は、製造者(Note 1) 型式検定と同じ
合格証のカバーする範囲 有効期間内に製造、輸入される型式 現品1台そのもの限り
製造検査設備、工作責任者、検査体制(組織、検査基準、検査方法等) 必須(書面を提出) 不要
あらかじめ行った試験の結果を記載した書面 必須(書面を提出) 不要(Note 2)
同一型式の取り扱い 合格証の範囲に含めることができる 合格証の対象は、現品1台そのもの限り
合格証の有効期間 新規、更新の合格証発行日から3年間 期間の定め無し(1台限りであるため)
更新申請の受付 可能 不可(1台限りであるため)
検定の基準 記事で説明 型式検定と同じ

Note 1: 製造者とは、製品の銘板に名称、トレードマークを表示する主体を指します。

Note 2: 要求ではありませんが、該当書面をご提出頂けた場合スムーズに審査を進めることができると考えています。

単品検定申請の申請書類

No. 文書 書類の形式 解説
s1 防爆構造電気機械器具新規検定申請書 ■ 必須 NCSホームページのお問合せフォームよりお問合せ下さい。
s2 検定実施者から申請者への連絡先 ■ 必須 NCSホームページのお問合せフォームよりお問合せ下さい。
s3 申請品の防爆構造に関しての説明書 ■ 必須 pdf:1部
s4 型式記号の説明書 ■ 必須 pdf:1部
s5 添付図面一覧表 ■ 必須 pdf:1部
s6 添付図面 ■ 必須 pdf:1部
s7 あらかじめ行った試験の結果を記載した書面 ■ 可能な限り(※1) pdf:1部 (※1) 法令等での要求はございませんが、あらかじめ行った試験の結果をご提出いただけると、より迅速に審査を進めることができると期待されます。
s8 取扱説明書に記載する事項(日本語) ■ 国際整合防爆指針での申請の場合は必須 pdf:1部
s9 防爆性能に影響する材料等に関するデータシート ■ 該当する場合のみ pdf:1部
s10 申請代行に関する委任状 ■ 該当する場合のみ スキャン(pdf):1部

NCS国内検定のアウトプット

検定合格決定の後、申請者へお渡しするものは以下のみとなります。NCSにて押印(物理的、電子的)されたものです。

Item 原本の媒体 誰へ 手段
型式検定合格証 紙※ 申請者へ 郵送
添付図面 (合格証の別添として) pdf 申請者へ 電子メール
添付図面一覧表 (合格証の別添として) pdf 申請者へ 電子メール
同一型式一覧表 (合格証の別添として) pdf 申請者へ 電子メール

※参考のためスキャンpdfも送付致します。

英訳版合格証の発行について

申請代行の委任状について

製造者、または、輸入者の方のみが検定の申請者となることができますが、申請の作業自体は申請者以外のどなたかに代行して頂くことも可能です。そのような場合にのみ委任状が必要となります。それ以外の場合については委任状は必要ありません。申請者と申請作業を行う方が合意した上で申請作業が行われていることを確認するためにこのような委任状をお願いしています。

申請代行の委任状について

【履歴】