防爆検定:入門
エヌ・シー・エス株式会社
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申請までの重要なステップ
防爆検定の申請には、申請者の皆様に事前に実施していただく重要な準備事項があります。
これらの準備を計画的に進めることで、円滑な申請手続きが可能となります。
【ステージ1】
申請者が実施する事前準備
申請までに必要な6つの重要ステップ
- 申請者の資格要件の確認
- 防爆構造と適用規格の決定
- 規格に基づく製品設計
- 試験用サンプル品の製作
- 規格で要求された試験の実施
- 申請用図面の作成
1. 申請者の資格要件の確認
- 申請資格の要件を満たしているか確認します
- 不足している要件があれば、申請までに整える必要があります
2. 防爆構造と適用規格の決定
- 製品に適した防爆構造を選定します
- 適用すべき具体的な規格を決定します
- この決定が後続の設計・試験工程の基礎となります
※規格の解釈や適用方法についてご不明な点がありましたら、技術相談としてNCSで対応可能です
3. 規格に基づく製品設計
- 選定した規格の要求事項に適合するよう設計を行います
- 設計が規格の要求事項を確実に確認した上で次のステップに進みます
- 設計変更が必要な場合も想定し、余裕を持って進めてください
4. 試験用サンプル品の製作
- 設計図面に基づいて試験用のサンプル品を製作します
- 申請図面との整合性を十分確認してください
- 規格で規定された試験に必要な数量を準備します
5. 規格で要求された試験の実施
- サンプル品を使用して、規格で定められている試験を実施します
- 試験結果を文書します
※「あらかじめ行った試験の結果を記載した書面」
6. 申請用図面の作成
- 規格の要求事項を確認するために必要な情報を漏れなく記載します
- 図面は申請書類の重要な一部となります
- 製作したサンプル品と図面の整合性を確認します
※その他の申請に必要な書類については、NCSのウェブサイトをご確認ください。
技術相談について
規格要求事項の解釈や適用方法について、技術相談を承っております。検討に専門知識や時間を要する内容については有料となる場合がございます。
おことわり
以下の内容については、有料無料にかかわらず、検定機関としての立場上、回答いたしかねますのでご了承ください
- 特定の製品構造や設計の妥当性判断
- 検定合格の可否に関する事前判断
- その他、検定結果に影響を与える事前判断
【ステージ2】
検定機関による審査プロセス
検定機関では申請受付後、提出された書類とサンプル品に基づいて以下の手順で規格適合の審査を実施します
- 設計審査
- 試験結果の書面審査
- 現品との照合
- 検定試験の実施
- 総合判定
1. 設計審査
申請図面により定義された製品の構造が、規格要件に合致しているかを確認します
2. 試験結果の書面審査
「あらかじめ行った試験の結果を記載した書面」により、規格要件への適合性を確認します
3. 現品との照合
提出された製品サンプルと申請図面の整合性を確認します
4. 検定試験の実施
上記審査内容を踏まえ、必要と判断した試験を実施し、規格適合を確認します
5. 総合判定
を経て適切であれば型式検定合格証を交付致します。
円滑な申請のために
各項目の詳細については、弊社ウェブページにてご案内しています。申請をスムーズに進めるため、事前準備の段階から計画的に進めていただくことをお勧めします。