NCS支援サービスにおける制約について

 

エヌ・シー・エス株式会社|2022年10月05日

防爆|検定|日本|NCS| へ戻る | 相談のメールご送付先:support@ncs-ex.com

NCSは技術相談を、規格や認証の枠組みの理解促進、技術向上、海外認証に関する情報提供や調査、などを通しての社会価値向上につながるものであり、お客様からの大切なニーズであるととらえています。弊社としては可能な限り積極的に対応致したいと考えています。

NCSでは、試験のご依頼や、研究、調査、教育訓練サービスの提供などのサービスを提供しておりますが、審査を行う検定(認証)機関としての事業も運営していることから、利害関係のない、第三者として立場の維持も求められております。

認証を行う機関の従うべき要求事項を定めた規格、JIS Q 17065:2012 (ISO/IEC 17065:2012)

「適合性評価−製品,プロセス及びサービスの認証を行う機関に対する要求事項」がありますが、NCSもこれに沿って対応しております。

Clause 4.2.6 より一部抜粋

認証機関,並びに認証機関が属する同じ法人及び認証機関の組織統制(organizational control)(7.6.4参照)の下にある法人のいかなる部門も,次の事項を行ってはならない。

a) 認証された製品の設計,製造,据付け,流通又は保守

 

注記1 これは,次を妨げるものではない。

− 認証機関と依頼者との情報交換(例えば,所見の説明又は要求事項の明確化)

− 認証機関の運営に必要な,認証した製品の使用,据付け及び保守

 

Clause 3.2 コンサルティング(consultancy) より一部抜粋

次のいずれかに関与すること。

a) 認証された又は申請された製品の,設計,製造,据付け,保守又は流通。

製品の防爆構造に関する設計の指導等、その製品に対しての第三者の立場を損なうおそれのある関与は避けなければならないことをご了承ください。

また、検定審査以外の場面において、適合性の判定に該当すると考えられる内容の回答は出来かねますことをご了承ください。従いまして、相談の中で「適合」をお約束したりすることは一切ございません。

検定審査の範疇に該当する内容についての見解をお求めの場合、正式に申請して頂き、検定審査の中で、適合、不適合の判定、および、不足事項、不適合事項については、詳細な説明を添えて回答することができますので、そのような形でご依頼いただければと存じます。

内容NCSの対応可能性
規格書の内容の解釈
検定に合格する構造、材料、回路、部品の設計等の指導不可
審査に該当する回答(適合性の判定など)不可
他社製品の構造について不可

 

【履歴】